多くの人が梅雨を嫌いと思う、その理由の一つに体調が悪くなるという点が挙げられます。
梅雨の時期に起こりやすい体調の変化として、気分の憂鬱さ、体のだるさや疲れ、風邪をひきやすい、頭痛や食欲不振などがあります。
一体なぜ梅雨になると体調が悪くなるのでしょう?
気圧の変化、気温の変化、湿度、等々あげられますね。
気圧の変化について
梅雨時は、低気圧配置により、副交感神経が優位になってしまい、身体が“お休みモード”になるので『だるい』『やる気がでない』といった症状を感じます。
また気圧の低い状態は、炎症物質(発痛物質)であるヒスタミンの分泌が多くなり、肩こり、偏頭痛、腰痛などがひどくなる人も増えるのです。
ヒスタミンは、身体を緊張させる交感神経を刺激するので、身体は『ストレス』を感じやすくなります。
ヒスタミンを抑えるには
◆抗ヒスタミン作用で症状を和らげる
1、生姜
生姜に含まれるショウガオールとよばれる成分はヒスタミンを抑える効果があります。またアレルギーのもとになるIgE抗体の産生を抑えます。
2、玉ねぎ
玉ねぎに含まれるケルセチンには非常に高いヒスタミン抑制作用があります。
ケルセチンは他にも、血流の改善や血管の保護など多くの機能を秘めているので積極的に摂りたい食品です。
3、そば
そばもケルセチンを含む食品です。中でも「ダッタンそば」は非常に多くのケルセチンを含有することから、お茶やお米などにも加工されて販売されています。
4、大根
大根にはヒスタミンの分解を促進するジアスターゼが含まれています。ジアスターゼは加熱に弱いため、大根おろしなど生で食べられる方法がおすすめです。
先ずはヒスタミンを押さえ込んでしまって交感神経を活発に動かし、この梅雨の時期を乗り越えましょう!
次回は気温の変化についてです!